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連載コラム「わかりやすく書く【英語】」
 ~二重引用符の使い方~


今回のテーマは「二重引用符の使い方」です。
二重引用符(“ ”)は、日本語の「」や『』と同じく、発言や引用、タイトルなどによく使われます。
トラちゃん、二重引用符を使って文章を書いたようですが、使い方に問題はないでしょうか?

トラ、海外拠点向けの英語の社内報で、わたしのことを書いてくれたのね。

そうです。いつもお世話になっているナンシーさんのことを紹介したくて、次のように書きました!

Nancy is my English teacher. She is very “kind” and always helps me.

ね、ところで、“kind”ってどういう意味?

書いたとおりですよ。とっても親切って意味です。いつも助けてくれるし!

でも、“kind”って二重引用符が付いてるわよね。二重引用符が付くと、「実はそうじゃないんだけど」っていう反語や皮肉の意味が込められることがあるの。
だから、この場合は、「実は親切じゃない」って言ってるように聞こえるわね。

ええーーーっ、そ、そんなつもりじゃないんですーーー!!!
親切ってことを強調してるだけなんですーーー!

そうだと思ったわ。でもね、二重引用符は強調のためには使わないの。

そうなんですか・・・。

英語の文章で二重引用符を使うのは、次のような場合ね。
1.発言や引用
2.専門用語や新しい用語、通常と異なる意味で使われている語
3.書籍の章や新聞記事のタイトル
4.反語や皮肉

1~3の使い方は見たことあります!

日本語の文章で、強調の意味などでかぎかっこが使われていることがたまにあるわね。でも、英訳するとき機械的に二重引用符に置き換えるのは危険よ。気を付けてね。
ちなみに、英語で強調するときは、下線を付けたり、イタリック体やボールド体で表現するのが一般的よ。

わかりました! 勉強になりました!

予告

次回は7月12日の掲載予定です。お楽しみに。

プロフィール


トラ
わかりやすい文章の書き方を勉強中。
日本語も英語も難しい・・・と思う今日この頃。

ミケ
マニュアル制作を担当して10年目。
文章を書くのはお手のもの。

モグ
トラちゃんたちの会話をこっそり
聞くのがひそかな楽しみ。
勘違いしやすい性格。

ナンシー
陽気でフレンドリィな翻訳の
スペシャリスト。

コテツ
トラちゃんの後輩。常に前のめりで思い込みが激しい。本人(猫)はいたってマジメ。